火の神様、すなわち鎮火の神様の神社です。このお社には火の神様の火産霊神、水の神様の罔象女神、土の神様の埴山姫神の三柱の神様が祀られています。この神社の起源は、今から700年以上前の文永年中に、全国に火災が頻発し、住民は大変に困りました。鎌倉幕府は畠山、富樫の両氏を使者として遠江の国、いまの静岡県の秋葉山本宮に詣でて、鎮火の祈願をしました。使者の富樫は加賀の国の守護、富樫の一族であったため、帰る際にとくに分霊をいただいて帰国しました。それを金石のこの地に祀ったのが始まりと伝えられております。火の神、水の神、土の神の三柱の神様が同時に祀られているのは鎮火の際のバランスで水をかけ、土をかぶせて、火の勢いを止めるということでしょう。この他に金石では上寺町にも、この神社の分社の鎮火社があります。お祭は4月と9月に行われますが、不思議とその日は雨が降り、さすがは鎮火の神様と信仰されております。
基本情報
- 住所
- 〒920-0337 石川県金沢市金石西2-18
- アクセス:お車で
- 金沢駅から約20分
金沢西ICから約15分、金沢東IC・金沢森本ICから約20分 - アクセス:公共交通機関で
- 北陸鉄道路線バス「金石西」バス停から徒歩約7分
- デジタルマップへのリンク
- https://platinumaps.jp/d/kanazawa-city?s=15542&c=temples_shrines_historiclandmarks