港と醤油のまち・金石大野を巡るコース(金沢市)
- 移動手段:
- 自転車
金沢城の西側を流れる「犀川」に沿って自転車を走らせると、かつて城下町金沢の海の玄関口として北前船の寄港地であった「金石」に到着。今でも当時の廻船問屋や町家、神社、寺院などが多く残っています。金石からさらに自転車を進めると、醤油や味噌など発酵食品の製造が盛んな「大野」があり、醤油蔵や町家が連なる情緒あるまちなみが楽しめます。
レトロな雰囲気を醸し出している港町を巡ってみては?
犀川サイクリングロード
金沢城の西側を穏やかに流れる犀川。かつて室生犀星がこよなく愛した川として知られ、彼の詩集にも“美しき川は流れたり”と詠まれています。自転車道が整備されており、川沿いの景色を楽しめます。
金石港
かつて北前船の寄港地して栄えた金石。金石港の周辺には、地元食材を使ったお味噌汁とおむすびを味わえるお店やカフェなどができ、新たな魅力も加わっています。
本龍寺
本堂は、400年以上前に富山県・砺波から移されました。黄金の龍がにらみ合う本堂の欄間は、富山県の伝統工芸・井波彫刻の面影が残っています。
大野日吉神社
733年(天平5年)の創始といわれています。鳥居には、安全を祈る北前船の船主の名が刻まれています。小高い山に位置し、大野のまちなみを一望できる眺望スポットにもなっています。
みなと橋
船が並ぶ様子を眺めることができる撮影スポット。
大野の醤油蔵
大野醤油は、ほどよい甘さとまろやかさを持っているのが特徴で、江戸時代初めに紀州から醤油作りが伝わったとされています。現在も醤油蔵が多く残っており、発酵食や醤油ソフトクリームを楽しめるお店もあります。
大野お台場公園
江戸末期に海防のために造られたお台場の跡地を利用してできた公園。北前船をイメージした舞台と円形劇場がシンボルになっています。
石川県大野からくり記念館
大野に住み活躍した、幕末の科学技術者でからくり師の大野弁吉の業績を紹介するとともに、近代技術のあけぼのを代表する「からくり」の世界を様々に展示しています。実際に触って遊び、「からくり」を体感してみてはいかがでしょう。北前船をイメージした建物にも注目です。
おおの大橋
大野川や大野灯台、松林、霊峰白山などを見晴らすことができる、絶好の撮影スポット。
大野灯台
高さ26.4メートルの灯台。日本の灯台50選に選ばれた、大野のランドマークとなっています。