情緒溢れるひがし茶屋街&主計町茶屋街をめぐる
- 所要時間:
- 約3時間30分
- 移動手段:
- バスと徒歩
主計町茶屋街やひがし茶屋街、浅野川河畔をゆったり巡り、水と緑と歴史のまち金沢の艶やかでしっとりした情緒に浸る半日コースです。
「橋場町(金城樓前)」バス停下車
主計町茶屋街
趣ある茶屋街を静かに歩く
ひがし茶屋街、にし茶屋街と並び金沢三茶屋街とされる主計町茶屋街。細い路地と出格子が続く街並みは金沢らしい情緒を残し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。江戸時代、富田主計の屋敷があったため主計町と呼ばれました。すぐ近くに記念館がある文豪泉鏡花の作品にもしばしば登場しています。
浅野川沿いにある美しい街並み、昔ながらの料亭や茶屋が建ち並びます。夕暮れ時、明かりが灯る頃には幻想的な雰囲気に。時々聞こえてくる三味線の音がより趣を感じさせます。
細い路地を進むと、風情溢れる「あかり坂」と「暗がり坂」があります。「中の橋」近くには復元された金沢城の内堀をみることができる「主計町緑水苑」が。ベンチやトイレもあるので、ちょっと一休みしたい時にも便利です。
こじんまりとしていて、静かにゆっくりと歩くことができます。落ち着いた雰囲気がお好きな方には特におすすめです。ひがし茶屋街からは浅野川を挟んで歩いてすぐのところにあるので、2つの茶屋街を訪れ、それぞれの特徴を比べてみては。
久保市乙剣宮
暗がり坂の上に佇む、泉鏡花ゆかりの神社
風格ある商家の町並みが残る尾張町に鎮座し、金沢における市場発祥の地とされる由緒ある神社。境内を抜けて主計町茶屋街へと通じる石段の坂道は「暗がり坂」と呼ばれていて、観光スポットとして有名です。その名の通り昼間でも仄暗く、情緒にあふれ、昔ながらの景色と出会えます。また、文豪・泉鏡花の生家が近くにあり、幼い頃によく遊んだと言われています。境内には鏡花ゆかりの神社として、彼が詠んだ句碑が建立されています。
中の橋
泉鏡花の「化鳥」「照葉狂言」の舞台。橋を渡るごとに一文支払ったことから別名「一文橋」とも言われていました。
梅ノ橋・瀧の白糸碑
花街に寄り添う趣のある木造風の架け橋
浅野川大橋の上流側に架かる木造風の梅ノ橋。この橋は歩行者専用となっていて兼六園などがある市の中心地から、ひがし茶屋街へ歩いて行くときに便利です。 橋の周辺は地元の文豪・泉鏡花の出世作『義血侠血(ぎけつきょうけつ)』の舞台になっていて、ヒロイン・瀧の白糸像と瀧の白糸碑が建てられています。夜間にはライトアップされているので、ひがし茶屋街で夕食を楽しんだ後に立ち寄ってみるのもおすすめです。
宇多須神社
浅野川の河辺から掘り出した古鏡に卯と辰の紋様があり、卯辰神を祀ったことが起こりとされています。初代利家没後、卯辰八幡宮を建立し、利家の神霊を祀って藩社としました。境内奥手には五代綱紀の病を平癒したとする「利常公酒湯の井戸」があります。
ひがし茶屋街
金沢らしいフォトジェニックな風景が撮影できる場所
ひがし茶屋休憩館
町歩きの際に無料で休憩できる便利スポット!
金沢の人気観光スポットであるひがし茶屋街の入り口近くにある休憩所。江戸時代に建てられた町家を復元して、当時の人々の暮らしが感じられる施設となっています。
館内には観光案内のパンフレットなどが置いてあり、情報収集に便利。
観光ボランティアガイド「まいどさん」が常駐しており、ひがし茶屋街界隈を親切に案内してくれます。
ガイド料金は無料。歴史や文化などの説明を聞きながら歩けば、より金沢の魅力を知ることができます。
特集:ボランティアガイドが案内する「ひがし茶屋街」コース
10人以上のグループや、特別な要望がある場合は、事前にガイドの予約・相談を行ってください。