雨でも雪でも安心!金沢市内屋内観光コース
- 所要時間:
- 4時間
- 移動手段:
- バス、徒歩
兼六園に隣接する本多の森エリアは、かつて加賀藩の家老・本多家の武家屋敷が軒を連ねていた場所。現在は、広大な緑地の中に様々な文化施設が点在し、文化の薫り高いゾーンとして親しまれています。
「出羽町」バス停から徒歩3分
国立工芸館
日本で唯一、近現代の工芸・デザイン作品を専門とする国立美術館
2020年に開館した日本海側初の国立美術館。
陶磁やガラス、漆工、木工、染織、金工、グラフィック・デザインなどの作品4,000点以上を収蔵しています。
建物は、明治期に建てられた2つの旧陸軍の施設、旧陸軍第九師団司令部庁舎(1898 年建築)と旧陸軍金沢偕行社(1909 年建築)を移築するとともに、過去に撤去された部分や外観の色などを復元しました。
特定のテーマに基づいた所蔵作品展、特別展または共催展を開催するほか、漆芸家・松田権六の工房の移築・復元展示やデジタル鑑賞システム、アートライブラリ、オリジナルグッズも充実したミュージアムショップを設置しています。
夜には、国立工芸館を含めた複数の周辺文化施設がライトアップされるため、夜のまち歩きも楽しめます。
石川県立歴史博物館(いしかわ赤レンガミュージアム)
石川の歴史と文化を分かりやすく紹介
兼六園の周辺に位置し、石川の古代から近代までの歴史と文化を紹介する博物館。建物は、かつて旧陸軍兵器庫や金沢美術工芸大学に使用されていた本多の森公園の赤煉瓦棟を復元再生したもので、平成2年に重要文化財に指定されています。
展示室では実物資料をはじめ、ジオラマや模型、スクリーンなどによる映像解説も充実。
石川県立美術館
国宝を展示する地元色に溢れた美術館
古九谷の名品や加賀藩前田家伝来の宝物から、石川県の作家を中心とした日本画、洋画、彫刻、工芸などを幅広く展示している美術館です。石川県が誇る名品が数多く展示されており、特に野々村仁清作の国宝「色絵雉香炉(いろえきじこうろ)」は必見です。加賀蒔絵の大名道具や人間国宝の伝統工芸など、匠の技が感じられる作品が鑑賞できます。エントランスホールには七尾市出身のパティシエ辻口博啓氏がプロデュースするカフェが併設されていて、地元食材をたっぷり使ったスイーツが味わえます。
- 住所
- 金沢市出羽町2-1
- 電話番号
- 076-231-7580
- 営業時間
- 9:30~18:00(入場は17:30まで)
※[カフェ]ルミュゼドゥアッシュKANAZAWAは10:00~19:00 - 定休日
- 展示室:展示替期間中と年末年始
※[カフェ] ルミュゼドゥアッシュKANAZAWAは無休
鈴木大拙館
まちなかにある深い静寂
D.T. Suzukiとして世界で知られる鈴木大拙は金沢が生んだ仏教哲学者。大拙の考えや足跡をひろく国内外の人々に伝えるとともに、来館者自らが思索する場となることを目的に開設された館内は「展示空間」「学習空間」「思索空間」の3つの空間を回廊で結ぶとともに、「玄関の庭」「露地の庭」「水鏡の庭」の3つの庭によって構成。設計は国際的な建築家・谷口吉生氏。静寂な雰囲気をうみだす大きなクスノキの古木や、朝夕、四季によって彩られる散策路もみどころです。
- 住所
- 金沢市本多町3-4-20
- 電話番号
- 076-221-8011
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始・展示替期間