早朝の兼六園・金沢城散策コース(2時間半)
- 所要時間:
- 約2時間半
- 移動手段:
- 徒歩
日中は賑わいをみせている兼六園。実は、早朝には無料開放されています。水音や小鳥の声を聴きながら、静かな園内を存分に鑑賞できる贅沢な時間を満喫できるのでゆったりと回りたい方にオススメ!山崎山や辰巳用水、瓢(ひさご)池・翠(みどり)滝など、メインスポットとは外れた兼六園の奥深い造形をたっぷり楽しみましょう。日の出の景色や雪景色も絶景です。
兼六園からは金沢城石川門をくぐって金沢城公園へ。再現された五十間長屋・菱櫓、さらに玉泉院丸庭園を眺めて金沢城公園を抜けて、尾山神社で朝詣で。ちょっと歩いて近江町市場での朝食も楽しみです。
早朝無料開園の兼六園(約40分)
朝の清々しい空気の中、兼六園をゆったり散策。雪景色を撮影したい方におススメ!
兼六園は3月~10月中旬までは7:00から、10月中旬から2月までは8:00から開園ですが、早朝から開園15分前まで無料開放しています。
【早朝開園時間】
3月5:00~(6:45)
4月~8月4:00~(6:45)
9月~10月中旬5:00~(6:45)
10月中旬~10月31日5:00~(7:45)
11月~2月6:00~(7:45)
※早朝入園は蓮池(れんち)門口、随身(ずいしん)坂口のみ開門
【兼六園の曲水(辰巳用水)】
三代藩主前田利常の命により、犀川上流から11㎞を石管の水路で引かれた辰巳用水は、兼六園の水源となり、金沢城の上水として使われ、更には城下の用水として人々の暮らしを潤しました。兼六園の山崎山の付近に放水口があり、ここから曲水となり霞ヶ池へ流れ込みます。辰巳用水は、玉川上水・箱根用水と共に日本三大用水といわれています。
【瓢池・翠滝と噴水】
霞ヶ池の水が翠滝となって流れ落ちる瓢池も趣深く、瓢池の中島には、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったと伝えられる六重の石塔「海石塔」があります。
ここから桂坂口へ向かう途中には、日本最古の噴水が残されています。
金沢城公園(約40分)
金沢市内の眺望を楽しみましょう
加賀藩前田家の居城跡につくられた金沢城公園。金沢城の見どころは菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじっけんながや)、橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)ですが、「河北門」や「戌亥櫓(いぬいやぐら)」跡からの金沢市内の眺望は必見です。
【お勧めのルート】
石川門⇒河北門⇒三の丸広場から五十間長屋を眺める⇒橋爪門⇒戌亥櫓跡⇒玉泉院丸庭園
参考:特集:ボランティアガイドが案内する金沢城
- 住所
- 金沢市丸の内1-1
- 電話番号
- 076-234-3800
- 営業時間
- 3月1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
※菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門:9時00分〜16時30分(最終入館16時)
※河北門・鼠多門(無料):9時00分~16時30分(最終入館16時)
※玉泉庵:9時00分~16時30分(最終入亭16時)12月29日~1月3日休み - 定休日
- 無休
鼠多門・鼠多門橋
2020年7月18日完成!かつて玉泉院丸庭園と尾山神社を結んでいた門と橋を復元
金沢城の西側に位置し、江戸時代に玉泉院丸(現在の玉泉院丸庭園)と金谷出丸(現在の尾山神社)を結ぶ出入り口として使われていた、黒い海鼠漆喰(なまこじっくい)が特徴の「鼠多門」と、城内最大規模の木橋「鼠多門橋」が、明治期に失われて以来約140年ぶりに復元整備されました。
鼠多門は、海鼠壁の目地が黒漆喰(くろじっくい)で仕上げられており、他の門には見られない特徴となっています。
金沢城公園から鼠多門・鼠多門橋を通って尾山神社、そして長町武家屋敷跡界隈までたどり着けるようになり、新たな城下町巡りが楽しめます。
また、毎週金・土や祝前日などには、ライトアップが行われます。
尾山神社(約20分)
夫婦円満、勝負運のご利益を願って朝参り
藩祖前田利家公とお松の方を祀った由緒ある神社です。
名庭園とされる神苑や、国の重要文化財のステンドグラスを嵌め込んだ神門も見どころです。
近江町市場(約30分)
活気ある市場を見学、朝食も!
朝の近江町市場は、市内のレストラン、料亭、飲食店が仕入れに訪れる最も活気のある時間です。
飲食店は市場関係者のために早朝から営業している店も多く、寿司・海鮮丼など贅沢な朝食を摂ることが出来ます。観光客の少ない時間にゆっくり近江町を味わってはどうでしょう。