令和6年能登半島地震、そして奥能登豪雨は文化財にも甚大な被害をもたらしました。大災害によって図らずも浮かび上がったのは、積極的に保存しなければ文化財は失われるということでした。
一方で、全国の博物館では収蔵スペースの不足が指摘されており、なかには資料の廃棄問題に発展するケースもみられます。博物館は、今まさにその活動存続の岐路に立っているといえるでしょう。こうした状況から、博物館は資料をどのように未来に継承し、使命を果たしていくのかを発信する必要があると考えます。
本展では、近年、新たに確認された資料を核に、関連する館蔵資料を結び付け、それらを多彩なテーマで紹介します。
博物館が保存する資料は、一つひとつが歴史を雄弁に語るモノであり、それらをつなぎ合わせることで石川の歴史をより深く知り、豊かな地域像を描くことができます。
文化財を未来に継承することは、「歴史をつなぐ」ことにほかなりません。
本展を通じて、石川の歴史を語る資料の魅力、また文化財を保存・継承し、そこから得られた知見を地域に還元するという、歴史博物館の大切な役割を広く発信します。
基本情報
- 住所
- 石川県金沢市出羽町3-1
- 料金
- 一般800(640)円 大学生・専門学校生640(510)円
*高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金 65歳以上の方は団体料金
*障害者手帳または「ミライロID」ご提示の方および付添1名は無料
*加賀本多博物館は別途、観覧料が必要です
*電子チケットもご利用いただけます(日時指定なし)。
詳しくは公式HPをご確認ください。 - 定休日
- 会期中無休
- 公式WEBサイト
- 公式HP
- 開催日
- 2025年4月26日(土)~2025年6月8日(日)
- 開催時間
- 9:00~17:00 (展示室への入室は16:30まで)
- 会場名
- 石川県立歴史博物館 特別展示室・企画展示室