田村俊子生誕140年記念企画展「『女流作家』―田村俊子と秋聲」

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◇企画展


 田村俊子(本名・佐藤とし)は明治17〈1884〉年、東京に生まれました。明治35年、19歳で幸田露伴に師事し、「佐藤露英」の名で雑誌デビューを飾ります。明治42年、兄弟子であった田村松魚と結婚。のちに離婚となりますが、「町田とし子」名で懸賞小説に応募し二等当選した出世作「あきらめ」(明治43年)より後、本格的に作家として活動した時期の作品の多くは「田村俊子」名で書かれ、早世した樋口一葉に次ぐ存在感をもって文壇にその名を馳せました。

 松魚と離婚後の大正7年、次の夫となるジャーナリスト・鈴木悦を追ってカナダに渡ります。その後、昭和11年に帰国するまでの間に、秋聲が彼女を思い浮かべながら執筆した小説の題は「女流作家」(昭和2年)。当時、女性が作家として生きるということを、文壇や世間に強く印象づけた第一人者であったのです。

 13歳年上の秋聲のもとには、折々に近況を報告し、私生活について相談する俊子からの手紙が残り、その交流の一端が窺えます。この企画展では、貴重な俊子自筆書簡を中心に生誕140年を迎えた俊子と秋聲の接点についてご紹介します。


【会期】令和6年11月10日(日)~令和7年3月16日(日)


〇学芸員による展示解説

令和6年12月7日(土)、令和7年1月11日(土)、令和7年2月1日(土)、令和7年3月1日(土)

※各日共に1日2回 ①11時~②14時~ (各回40分程度)


プラン基本情報

料金
一般310円、65歳以上210円、高校以下無料
開催日
令和6年12月7日(土)、令和7年1月11日(土)、令和7年2月1日(土)、令和7年3月1日(土)
開催時間
11時~/14時~
所要時間
各回40分
開催場所
徳田秋聲記念館
金沢市東山1-19-1
アクセス:公共交通機関で
北鉄 路線バス「橋場町(金城摟前)」下車、徒歩7分 北鉄 城下まち金沢周遊バス〈右回りルート(RL)〉「RL4番橋場町(ひがし・主計町)」下車、徒歩3分 JRバス「橋場町(ひがし茶屋街)下車、徒歩3分
駐車場
あり
駐車場:台数
2

主催者情報


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