ギャラリートーク
◇企画展
秋聲の自然主義的出発点に置かれる中編小説「新世帯(あらじょたい)」(明治41年)。本作が発表されたのは、この年「国民新聞」に入社した高浜虚子が、同紙上に初めて創設した文芸欄(「国民文学」)でした。虚子はその最初の掲載作として秋聲を選び、自ら秋聲宅を訪れ執筆を依頼したと言います。結果的に師・尾崎紅葉没後の秋聲の方向性を決定づける名編となったことで、この時のことは双方とも晩年まで繰り返し語る思い出深い一件となりました。
もとは俳句から出発した虚子自身も俳句を離れ、小説に接近していた時期であり、虚子が秋聲に期待し、秋聲が小説で応えたものとは――。
この企画展では、高浜虚子生誕150年を記念して、虚子と秋聲ふたりの文学的交流についてご紹介します。
【会期】令和6年8月3日(土)~令和6年11月4日(月.振休)
〇学芸員による展示解説
令和6年8月10日(土)、令和6年9月7日(土)
※各日ともに1日2回 ①11時~②14時~ (各回40分程度)
プラン基本情報
- 料金
- 一般310円、65歳以上210円、高校生以下無料
- 開催日
- 令和6年8月10日(土)、令和6年9月7日
- 開催時間
- 11時~/14時~
- 所要時間
- 各回40分
- 開催場所
- 徳田秋聲記念館
金沢市東山1-19-1 - アクセス:公共交通機関で
- 北鉄 路線バス「橋場町(金城摟前)」下車、徒歩7分 北鉄 城下まち金沢周遊バス〈右回りルート(RL)〉「RL4番橋場町(ひがし・主計町)」下車、徒歩3分 JRバス「橋場町(ひがし茶屋街)下車、徒歩3分
- 駐車場
- あり
- 駐車場:台数
- 2台