金沢旅物語

富山駅からは徒歩、タクシー、バスがご利用いただけます。徒歩の場合、「北口」から約10分です。

富山市のシンボルとして親しまれる富岩（ふがん）運河環水公園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる緑豊かな憩いの空間です。美しい運河と雄大な立山連峰を背景にした景観は、訪れる人を魅了します。春には桜が咲き、夏には涼を求めて多くの人が訪れ、秋には紅葉が美しく彩り、冬には雪景色を楽しむことができます。四季折々に異なる絶景を堪能できます。

運河沿いには富山県立美術館があり、館内のカフェやレストランでゆっくりお食事も楽しめます。また、スターバックスコーヒー富山環水公園店越しに立山連峰の絶景が見られる場所としても知られています。

3月下旬から11月下旬の期間に運行される富岩水上ラインに乗って、富岩運河環水公園から歴史と自然が融合した岩瀬地区へのクルーズの旅（約70分）をお楽しみください。

富岩水上ラインとは？

富岩運河を航行する観光船で、主に2つの路線があります。一つは、富岩運河環水公園から北前船の寄港地として栄えた歴史ある港町「岩瀬」を結ぶ路線。もう一つは、環水公園から中島閘門まで往復する路線です。中島閘門は、運河に設置された水位差を調節する閘門で、パナマ運河方式を採用しており、国指定の重要文化財にも指定されています。

岩瀬地区は、江戸時代から続く歴史ある港町です。かつて北前船の寄港地として栄え、当時の面影を残す町並みを歩いていると、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。最近では、古民家をリノベーションしたカフェやショップが建ち並び、歴史と現代が融合した魅力的なエリアとして人気を集めています。また、ミシュランガイドに掲載されたレストランも点在しており、食の楽しみも豊富です。

「沙石」は、富山を代表する酒蔵「桝田酒造」が手掛ける日本酒立ち飲み処です。歴史ある岩瀬の町並みの中に佇む「沙石」は、古民家風の落ち着いた雰囲気で、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。

店内には、約100種類の「満寿泉」をはじめとした日本酒がずらり。定番の日本酒はもちろん、白ワインのオーク樽で熟成させた日本酒や、シャンパン酵母を使用した日本酒など、ここでしか味わえない個性豊かな日本酒が楽しめます。

馬場家は、江戸時代から活躍した北前船の船主・廻船問屋の家です。北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて日本海を航海し、北海道から西日本の諸港を結ぶ交易船です。馬場家は北陸を代表する豪商の一族として栄え、「岩瀬五大家」の筆頭に数えられています。

＜馬場家の見どころ＞

・壮大な建物: 明治6年の大火の後、以前の部材を用いて再建されたといわれており、東岩瀬町の中でも最大規模の住宅です。長さ30メートルの屋内通路や、33畳の広間など、当時の繁栄を今に伝える豪華絢爛な造りが魅力です。

・貴重な調度品: 当時の暮らしぶりが偲ばれる調度品や、北前船に関する資料などが展示されています。

・広大な庭園: 庭園には、北前船を使って全国から取り寄せた石組みがあり、四季折々の風景を楽しむことができます。

「北前船」について詳細はこちらからご覧いただけます

隣接してある「KOBO Brew Pub」は、歴史ある「旧馬場家住宅」の米蔵をリノベーションしたクラフトビール醸造所で、築100年の米蔵が美しい空間に変わっています。チェコ出身の醸造家によって作られた個性豊かなクラフトビールを味わいながら、ビールにぴったりのフードメニューも楽しめます。

岩瀬地区から「東岩瀬駅」までは徒歩約10分。富山地方鉄道富山港線に乗って富山市内へ移動します。「競馬場前駅」のご利用も便利です。

富山は、古くからガラス工芸が盛んな地域として知られています。その歴史と伝統を受け継ぎ、現代ガラスの新たな可能性を追求するために誕生したのが「富山市ガラス美術館」です。美術館の建物自体も、訪れる人々に驚きと感動を与えるアート作品となっています。

＜見どころ＞

・建築そのものがアート：隈研吾氏が設計したこのガラス美術館そのものが一つのアート作品と言えるでしょう。自然光をふんだんに取り入れた開放的な空間は、訪れる人に心地よさを与え、まるでアートの中にいるような感覚を楽しめます。

・デイル・チフーリによる「グラス・アート・ガーデン」: アメリカのガラス彫刻家、デイル・チフーリが手掛けた「グラス・アート・ガーデン」は圧巻の美しさです。自然光とガラスが織りなす幻想的な空間は、どこを見ても芸術的な魅力に満ちています。