有休取ったら金沢へ! 観光は断然平日がおすすめ
土日祝日と比べたら、宿泊料金が安い、駐車料金が安い、お店や美術館の予約が取りやすい、待ち時間が少ないなどなど、平日の金沢観光はメリットがいっぱい。有給休暇の旅行先には、金沢がおすすめです。効率よく回れますので、欲張って、あっちこっち寄り道も楽しめるのもいいですね。
あわせて、「仕事もしながら観光も」という方におすすめしたい、コワーキングスペースも紹介します。
休日の金沢って混んでるの?
北陸新幹線の金沢駅開業以降、金沢の土日祝日は、道路が渋滞したり、駐車場が満車になったり、人気の施設や店に入るのに待たされたりすることもしばしば。春の桜、ゴールデンウィーク、夏休みなどの観光ハイシーズンだと、近江町市場、ひがし茶屋街、金沢21世紀美術館の人気3か所に行ったら、それで1日が終わってしまうなんてことも。
ところが、平日でしたら、スムーズに回れるから、さらに兼六園や金沢城公園、長町武家屋敷跡などにも足が延ばせそう。金沢の名所をたっぷり見たい、おいしいものをたくさん食べたいという、なら平日が断然おすすめです。ただし、月〜水曜日は定休日の施設やお店が多いので、行きたい施設やお店がある場合は事前の確認を忘れずに。
では、金沢の平日観光って具体的にはどんな感じか? 休日は特に混雑する近江町市場、ひがし茶屋街、金沢21世紀美術館の3カ所の例を紹介します。
人流データをもとにした観光スポットの混雑予想がわかる「金沢観光快適度マップ」はこちら
観光箇所の定休日は「観光箇所定休日早見表」はこちら(臨時休業、年末年始は必ず各HPにて最新情報をお確かめください)
【近江町市場】金沢市民の台所らしさを味わうなら平日に
金沢駅に着いたら、まずはここでランチを食べようと考える方が多く、曜日に関わらず11〜14時頃は賑わいます。さらに休日には人気の飲食店に長蛇の列ができることもあり、駐車場周辺の道が渋滞して、時間をロスすることもしばしば。
一方、平日でしたら食事や買い物をスムーズに済ませることができ、その時間を他の観光に回せます。また、平日は地元の買い物客も多く、店の人と客の金沢弁でのやりとりを聞けば、土地に根付いた市場らしいローカルムードも味わえます。ただし、水曜日は鮮魚店が定休日のところが多く、やや閑散としていますので、市場らしい雰囲気を感じたいなら水曜日は避けたほうがいいかも。飲食店は水曜日も営業しているところが多いので、食事が目的なら大丈夫です。
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近江町市場の魅力は対面販売
「今日のおすすめは?」「この魚どうやって調理したらいいの?」。そんなやりとりを店の人と交わしながら、買い物を楽しむのが近江町市場の醍醐味です。お客さんが多い休日は、それができなくなりこともありますので、その点でも、気兼ねせず、店の人とのやりとりが楽しめる平日がおすすめです。(近江町市場商店街振興組合事務長 江口弘泰さん)
【ひがし茶屋街】フォトジェニックな町並みの写真を撮るなら平日の午前中に
近江町市場でランチをした後、今度はひがし茶屋街を目指す人が多く、混雑のピークは14時〜15時ごろ。午前中と16時以降は空いていますが、17時を過ぎると店が閉まり始めるのでご注意を。
休日には、「志摩」など茶屋建築の内部が見学できる施設や人気の飲食店などでは、入場するのに1〜2時間待ちとなることもあります。さらに、駐車場探しに時間がかかったり、トイレに行列ができたりと、思わぬ時間のロスも多いのが休日のひがし茶屋街。
通りは先が見えないくらいの人であふれかえることもありますので、町並みの写真を撮ったり、城下町の風情を静かに楽しんだりしたいなら、平日の午前中がおすすめです。
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ボランティアガイドも平日の方が利用しやすい
ひがし茶屋街のことを詳しく知りたい、隠れた穴場とか、珍しいものとかも見たいというなら、私たち観光ボランティアガイド「まいどさん」に声をかけてください。ひがし茶屋休憩館に常駐していて、予約なしで周辺を無料でガイドします。ただし、私たちも休日は出払ってしまっていることがあり、その時はお待ちいただくことになります。(まいどさんの中村信昭さん)
【金沢21世紀美術館】平日は静かで、じっくり鑑賞できる
webチケットを導入して、窓口の混雑はかなり緩和されましたが、それでもチケットを購入せずに来館したり、webではチケットが買えないコレクション展のみを観覧したりする場合、土日などは30〜40分ほど並ぶことがあります。
また、「スイミング・プール」の地下部分に入場する場合も当日順番待ち受付が必要。土日祝日の当日順番待ち受付は、開館直後に当日分が全て埋まってしまうこともあります。
周りを気にせずじっくりと作品を鑑賞でき、休日には長い順番待ちができる人気のフォトスポットでも、いろいろなアングルで記念写真を撮れるのが平日の魅力! さらに金・土曜日は展覧会を20時まで延長営業していて、16時以降なら、土曜日でも空いています。
チケットの予約についての詳細は21世紀美術館公式サイトをご覧ください。
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効率よく回るならwebチケットの事前購入がベスト
特別展のチケットはwebで購入でき、スマホでQRコードを見せればそのまま入場できます。特別展のチケットでコレクション展も鑑賞できるので、チケット購入を事前にwebで済ませておけば、時間を無駄にすることなくスムーズに美術館を楽しんでいただけます。(金沢21世紀美術館広報課石川聡子さん)
金沢の夜を満喫するなら平日!
金曜や土曜の週末は観光客だけでなく地元の人も外食することが多いため、有名店や人気店は予約をしていないと入れないことがしばしば。
また日曜は定休日のお店が多く、楽しみにしていたお店がお休みでがっかり…なんてことも。
有名店や人気店は、週末であれば行列必至ですが、月曜から木曜であれば比較的スムーズに入れて、ゆったりと楽しむことができます。
ただし、金沢には小規模なお店が多いため、予約可能な場合は平日であっても事前に予約しておくことをおすすめします。
さらに、時間差を利用して楽しむのも一興です。
観光客に人気のおでんやお寿司、海鮮のお店などメインのお店に行く前に、平日であれば入れる席数の限られた名店を訪れ、常連さん気分ではしごを楽しむのはいかがでしょうか。そして、メインのお店にはピークタイムを過ぎた20:00頃に訪れることで、より快適に食事を楽しむことができるでしょう。
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お得に金沢の美食を味わう
グルメチケット「金沢美味」を使えば、エリアや価格帯、様々なこだわり条件に合ったお店を簡単に探すことができます。「金沢美味」限定のメニューや特典も盛りだくさん!
定額制のチケットで、最初から値段が決まっているので初めてのお店でも安心です。使い方や購入方法などの詳細は「金沢美味」HPをご覧ください。
ちょっとだけ仕事したい人からワーケーションまで、使えるコワーキングスペース
「リモートワークにすれば1日滞在期間を伸ばせる」「完全にオフにして来るつもりだったけど、少しだけ仕事を残してしまった」
そんなときに便利なのがコワーキングスペース。ここでは、金沢の中心街からアプローチしやすく、ドロップイン(ビジター)で利用可能なコワーキングスペースをリストアップ。
21世紀美術館や兼六園、長町武家屋敷へもアクセスが便利な立地で、繁華街「香林坊・片町」もすぐの「香林坊東急スクエア」内2階にあります。
観光や商談の合間にもご利用いただけます。1日料金有り。飲み物など持ち込みもok!
にし茶屋街や寺町に隣接。金沢市の施設で、文豪・室生犀星も卒業生の旧野町小学校の校舎を利用。コワーキングスペースは登録すれば誰でも無料で利用できます。館内にはカフェや飲食できるスペースも併設。
まちの中心部にある金沢市の施設で、サロンスペース「CRIT(クリット)」は、簡単な作業やミーティングに誰でも無料で利用できます。
金沢駅金沢港口(西口)から徒歩すぐのホテルで、Hバー、Hマーケットを利用すれば、3階のコワーキングスペースを自由に利用できます(宿泊者は無料)。Hバーのドリンクは2杯目以降半額のサービスも。
金沢駅から徒歩4分の立地のリノベーションされたホテル。コワーキングスペースは有料でドロップイン利用可能(宿泊者は無料)。
金沢21世紀美術館や兼六園が徒歩圏内にあり、ドロップインは2時間と1日で選べます。飲食持ち込み可、子ども連れも歓迎。
駅からは少し離れますが、無料駐車場もあり、車でいらした方には便利。ドロップインの平日料金は土日祝日の半額。