用水のまち金沢を巡ろう!金沢の用水から歴史をひもとくコース
- 所要時間:
- 約2時間30分
- 移動手段:
- バスと徒歩
金沢は約400年前からの用水がまちなかを流れる、全国屈指の「用水のまち」です。水の流れが生み出す美しい景観を巡りながら、金沢の歴史や用水が果たす役割について考えます。
兼六園
日本三名園のひとつ!四季を通して豊かな自然美を堪能
日本三名園として有名な兼六園。国の特別名勝に指定されています。広大な園内には築山、池、茶屋などが点在しており、それぞれの景観を楽しみながら廻遊する庭園となっています。四季を通じてさまざまな自然美が堪能でき、雪から木の枝を守るために施される“雪吊り”は金沢の冬の風物詩として、ぜひ見てみたい景色です。夜のライトアップでは幻想的に彩られた庭園が広がります。(ライトアップの実施日については、イベントページをご覧ください。)
金城霊澤
金沢の地名の由来となった伝説の湧き水
兼六園の横にある金澤神社のそばに「金城霊澤」という泉があります。その昔、芋掘藤五郎という男がこの湧き水でイモを洗ったところ、たくさんの砂金が出てきたという伝説が残っています。そこから「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、「金沢」という地名の由来となった場所と伝えられています。現在では、金運のパワースポットとして人気です。
美術の小径
四季の変化を存分に感じる散策路
石川県立美術館と中村記念美術館を結ぶ石段の「美術の小径」には、平行して兼六園から流れる辰巳用水が流れており、日頃の喧噪を忘れさせてくれる雰囲気が漂っています。
中村記念美術館から鈴木大拙館へと続く「緑の小径」を歩くと、本多公園が広がっており、国の登録有形文化財「旧本多家長屋門」を見ることができます。また、隣接して松風閣庭園もあり、武家庭園であった当時の雰囲気を感じることができます。
せせらぎ通り
鞍月用水が流れる美しい通り
- 住所
- 石川県金沢市香林坊・長町
長町武家屋敷跡界隈
藩政時代に武士が暮らしていた屋敷跡を散策
昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ長町武家屋敷跡。伝統環境保存区域および景観地区に指定されていて、今でも趣のある景観が維持されているエリアです。冬になると町並みの土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」が行われ、金沢の冬の風物詩を見るために観光客が訪れます。この界隈から繁華街の香林坊に抜ける鞍月用水沿いには割烹、郷土料理店、カフェなどが立ち並び、たくさんの人で賑わっています。
武家屋敷跡 野村家
世界が認めた日本庭園と建築美
石畳や土塀など、往時の面影が今も色濃く残る長町武家屋敷跡。その界隈で唯一、一般公開されているのが武家屋敷跡 野村家です。格式のある建物と風情のある庭園が見事に調和しています。加賀藩のお抱え絵師によって、「上段の間」に描かれた襖絵や野村家伝来の刀剣、甲冑等は必見です。2009年発行の外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星として紹介。米国庭園専門誌の2003年度日本庭園ランキングでも3位に選ばれています。
- 住所
- 金沢市長町1-3-32
- 電話番号
- 076-221-3553
- 営業時間
- 4~9月:8:30~17:30
10~3月:8:30~16:30
(入館は閉館の30分前まで) - 定休日
- 12月26日・27日、1月1日・2日
「金沢駅東口」バス停下車