加賀藩主 前田家ゆかりの寺社をめぐる
金沢城の現存する建造物としては最古の「金沢東照宮(尾﨑神社)」、加賀藩祖前田利家と正室のおまつの方を祀り、ギヤマンが美しい「尾山神社」、竹沢御殿(12代斉広築造の隠居所)の鎮守として創建された「金澤神社」、「加賀騒動」悲劇のヒロインお貞の墓所 「経王寺」、前田家の産土神(うぶすな)として参拝された「観音院」、前田利家墓守の菩堤寺として建立された「桃雲寺」、加賀藩絵師、松波景栄作の大絵馬を所蔵する「大野湊神社」など加賀藩前田家にゆかりのある寺社をめぐるコースです。
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バス5分
金沢駅から金沢周遊バス 左回りルートなど 武蔵ヶ辻・近江町市場下車 -
徒歩6分
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Spot1尾﨑神社
寛永20年(1643)加賀藩4代藩主光高が曽祖父である徳川家康(東照大権現)をお祀りするため、金沢城北の丸に建立されました。朱塗りで彫刻や飾り金具が施され、日光東照宮の縮図ともいわれ、明治11年、金沢城内に陸軍が駐屯することとなり、現在地に移築されました。本殿、拝殿・弊殿、中門、透塀等は国の重要文化財に指定されています。
詳細を表示する尾﨑神社
- 住所
- 金沢市丸の内5-5
- TEL
- 076-231-0127
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徒歩8分
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Spot2尾山神社
尾山神社神苑は旧金谷御殿の庭園であって、古代舞楽の楽器を模した池泉廻遊式の名園です。神苑の水は、3代藩主利常の命により完成した辰巳用水の水を、兼六園から暗渠で導き、響遠瀑から落としていました。現在は当時の水路が断絶したので、地下水を池に流しています。また、辰巳用水の石管を見ることができます。
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徒歩16分
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Spot3金澤神社
文政3年(1820)藩主前田斉広によって、竹沢御殿の鎮守として創建され、一般の参詣は例祭に婦人童児のみが許されました。明治5年村社に列し、兼六園が一般に開放された明治7年金澤神社と改称、郷社に昇格しました。学問の神であり前田家の先祖でもある菅原道真の御舎利を奉斉する神社として、学業上達、家業繁栄、災難除けなどさまざまな祈願のために参拝者が訪れます。
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徒歩4分
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バス3分
出羽町から北鉄バス 田上住宅線 田上住宅行など 如来寺前下車 -
徒歩1分
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Spot4日蓮宗 経王寺
加賀藩祖前田利家の側室で、3代藩主利常の生母寿福院(千世・千代保)の開基の寺です。 加賀騒動の悲劇のヒロインとして難を受けた6代藩主吉徳の側室お貞(真如院殿妙本日融大姉)の墓所があります。寺宝として、寿福院御寄付と伝えられる宝塔絵曼荼羅等三幅対の画像があり、木像彩色河濯明神立像、真如院が生前拝まれた御内仏が格護されています。また、五重石塔も有名です。
詳細を表示する経王寺
- 住所
- 金沢市小立野5-9-2
- TEL
- 076-221-4873
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車10分
タクシーなど
その他、 経王寺 徒歩7分 小立野から北鉄バス 8分 錦町線 金沢駅行など 橋場町1.2.5下車 徒歩10分 -
Spot5真言宗 観音院
卯辰山入口にある観音院は、本尊十一面観世音菩薩をまつり、前田家の産土神(うぶすな)として参拝されて、3代藩主利常夫人(徳川家康の孫の珠姫)の手により、元和2年(1616)に現在の場所に移転、造営され、毎年4⽉1・2⽇には神事能が催されました。境内には数学者関孝和や役者中村芝加十郎らの墓があります。
詳細を表示する観音院
- 住所
- 金沢市東山1-38-1
- TEL
- 076-252-6523
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車18分
タクシーなど
その他、 観音院 徒歩7分 橋場町から西日本ジェイアールバス 牧線 金沢駅行など 武蔵ケ辻下車 徒歩2分 武蔵ケ辻・近江町市場から北鉄バス 野田線 つつじが丘住宅行など 野田下車 徒歩2分 -
Spot6曹洞宗 桃雲寺
慶長5年(1600)、加賀藩祖前田利家墓守の菩堤寺として建立されました。はじめは野田宝円寺と号しましたが、のち前田利家の戒名を取り、高徳山桃雲寺と改称しました。元和元年(1615)焼失し、芳春院(利家夫人まつ)が晩年に利家の墓参りのための遥拝墓を横手に建立し、その前にて参詣しました。利家とまつの肖像画(金沢市文化財)が所蔵されています。
詳細を表示する桃雲寺
- 住所
- 金沢市野田町チ386
- TEL
- 076-241-2576
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徒歩3分
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バス19分
野田から北鉄バス 大桑線金沢駅行など 武蔵ヶ辻乗り換え -
バス21分
四十万金石線 金石行など 西警察署前 -
徒歩3分
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Spot7大野湊神社
大野湊神社は、聖武天皇神亀4年(727)猿田彦大神を、既に鎮座されていた神明社(祭神・天照大神)の傍に勧請したのが始まりといわれています。歴代朝廷、武将の尊崇篤く、特に加賀藩主前田利家は任国の際、本陣となった当社の荒廃を憂い、宮腰をはじめ十五ケ村にその総社として祭資を供進させて社殿を再興。2代利長は毎年の神事能興行の例をつくり、また3代利常は、寛永16年(1639)社殿を造営し、氏子村を増加させるなど、歴代藩主の崇敬を集めていました。 明治18年県社に、昭和41年神社本庁別表神社に指定されました。寛永16年(1639)に造営された本殿三棟は、石川県文化財に、寺中の杜として有名な社叢は、金沢市文化財に指定されています。
詳細を表示する大野湊神社
- 住所
- 金沢市寺中町ハ163
- TEL
- 076-267-0522
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徒歩5分
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バス18分
寺中から北鉄バス 金石線 金沢駅西口行など
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