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Home > おすすめコンテンツ > 金沢に夢中!旅したくなる体験リポート > 金沢の伝統工芸、九谷焼の絵付けをしよう!

金沢に夢中!旅したくなる体験リポート

加賀繡(かがぬい) 小物作り体験

緻密な手作業と色糸で表す伝統美、加賀繡

工房を見学して九谷焼の工程を学ぼう

昔ながらの住宅街の一角、泉用水沿いに、ろくろ成形から上絵付にいたるまで一貫して手作業にこだわる九谷光仙窯があります。工房にはこの窯で制作された明治時代からの作品が並び、歴史を感じさせます。今回工房を訪れたのは韓国出身の林さんと中国出身の丁さん。ともに九谷焼初体験です。体験に先立ち、工房を見学させてもらうことにしました。案内して下さるのは5代目の利岡光一郎さんです。
職人が働く成形の工房。優れた技術と経験がものをいいます

職人が働く成形の工房。優れた技術と経験がものをいいます

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九谷焼は成形、素焼き、本焼き、絵付けと、いくつもの工程を経て完成します。工房でろくろを回す職人さんの姿や、素焼きの器がずらりと並ぶ棚などに2人は興味津々。「大きさも形も全部同じですね。すごい!」と職人さんの技術に驚いています。利岡さんは、薪を使って焼いていること、天気や気圧なども考慮しながら焼くことなど、さまざまな苦労話も教えてくれました。「こんなふうに時間をかけて作っているんですね」とうなづく2人。
「こんなにたくさん一度に焼くの?」「大きな窯だから全部入りますよ」

「こんなにたくさん一度に焼くの?」「大きな窯だから全部入りますよ」

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オリジナルデザインの九谷焼を作ろう

器は15種類ほどあり、「これがいいかな」と2人で相談

器は15種類ほどあり、「これがいいかな」と2人で相談

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 九谷焼の工程を学んだら、いよいよ絵付けに挑戦です。九谷光仙窯の絵付け体験は、体験者が思い思いのデザインで線を描き、九谷五彩の彩色は職人さんが行うスタイル。器は小皿や湯呑み、マグカップなど約15種類から選ぶことができます。「どれにしようかな♪」と迷いながら、林さんは大きめの湯呑み、丁さんはマグカップをセレクトしました。

 絵付けのかなめとなるのがデザインです。古典柄もよし、モダンもよし、キャラクターを描くのもカワイイかも♪図案集も用意されているので、絵に自信がなくても大丈夫! まずは鉛筆で下描きをします。林さんは「葛飾北斎みたいな波の模様がいいなぁ」と図案集とにらめっこ。丁さんは動物キャラクターを描き始めます。「鉛筆の線は焼くと消えるので失敗しても大丈夫です」と説明を受けた2人はやや安堵。ああでもない、こうでもないと賑やかに試行錯誤しながら下描きを完成させていきます。
体験について利岡さんから詳しい説明を受けます

体験について利岡さんから詳しい説明を受けます

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鉛筆の線は焼くと消えるので、思い切って描きましょう!

鉛筆の線は焼くと消えるので、思い切って描きましょう!

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迷いながらも図案が決定!描き始めると、2人とも早いね

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さあ、筆を使って本番です!

 いよいよ絵柄の線を描いていきます。専用の赤い絵の具はベンガラとよばれる酸化鉄。これで柄の枠線を描き、枠内の彩色は職人さんがしてくれるのです。利岡さんは「線を描く時は、筆を動かすより器を動かした方がやりやすいですよ」とコツを伝授してくれました。「緊張で手が震えちゃう(>_<)」「線が同じ太さにならないよ~」と2人。おしゃべりが止んで集中モードに入ります。
はみ出したり、修正したい時は、乾いてから削ることもできます

はみ出したり、修正したい時は、乾いてから削ることもできます

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 筆使いに慣れてきた頃、再び賑やかなおしゃべりが始まります。「丁さん、上手!」「調子に乗ったら失敗しちゃうから言わないで~」と楽しそう。線を描き終えると、2人とも器を眺めて満足顔。「難しかったけれど面白かった♪」と笑顔を見せてくれました。
 彩色は職人さんに任せますが、色は指定可能。2人も色見本を参考にしながら「縁の部分はカラフルに」「この模様はピンク色がいいな」と希望を伝えます。最後に底面に名前を書き入れて体験は終了。彩色して焼き上げた完成品は約2ヶ月後に届けてくれます。
だんだん筆使いがスムーズになってきました。細かい部分もスラスラ♪

だんだん筆使いがスムーズになってきました。細かい部分もスラスラ♪

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「ちょっとヘンかな」「ううん、いい感じよ」と励まし合い!(^^)!

「ちょっとヘンかな」「ううん、いい感じよ」と励まし合い!(^^)!

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最後に、高台の中に名を入れます

最後に、高台の中に名を入れます

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こんなに違う!線描きの器と色鮮やかな完成品

仕上がりのイメージを思い浮かべながら、希望の色を伝えました

仕上がりのイメージを思い浮かべながら、希望の色を伝えました

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約2ヶ月後に届いた完成品はこちら! とても華やかで素敵です☆

約2ヶ月後に届いた完成品はこちら! とても華やかで素敵です☆

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美しい作品が並ぶ販売コーナー

 工房には展示販売コーナーが設けられており、色鮮やかな作品がずらりと並びます。体験後に立ち寄った2人は「こんなに細かい絵柄、どうやって描くんだろう」「さすが職人さんだね」と体験したからこそ分かる熟練の技に関心しきり。近年は海外からの観光客が増えており、一部の国や地域を除いて海外発送も可能だそう。「海外の方は本物を見る目をお持ちなので、我々の作品も評価していただいています」と利岡さんが話す通り、金沢伝統の手仕事は世界中の人々を魅了しています。
緻密な色絵がほどこされた九谷焼。世界に誇る伝統工芸です

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職人が九谷五彩で描いた緻密な絵柄の小皿

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九谷焼の職人が丁寧に上絵付けする彩色の様子

九谷焼の職人が丁寧に上絵付けする彩色の様子

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過去の体験リポートはこちら

スポット情報
九谷光仙窯
<九谷光仙窯>

電話/076-241-0902
所在地/金沢市野町5-3-3
時間/9:00~17:00(体験は9:30~15:30)
定休日/無休
料金/体験1300円~(湯呑み4,320円、マグカップ3,240円などで、送料は別途 ※要予約
交通/JR金沢駅から北鉄バス有松方面行きなどで15分、野町下車、徒歩5分
駐車/10台
HP/http://kutanikosen.com/

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