港と醤油のまちをめぐる(6時間)
- 所要時間:
- 約6時間
金沢港に近い金石・大野地区は、藩政期には金沢の外港として北前船が寄港し、銭屋五兵衛が活躍した地としても知られています。今でも藩政時代の歴史を色濃く残す歴史的な特色ある町並みが大切に守られています。
また、大野は野田・銚子や龍野と並ぶ醤油の産地としても知られ、現在で幾つもの蔵元が醤油や味噌を醸造しています。
そんなレトロな雰囲気を醸し出している魅力的な港町を巡ってみませんか?
金石・大野についてもっと詳しく知りたくなったら、特集「愉快な人たちがいる街 大野・金石 OK ピープル」を是非ご覧ください!
金石・大野のサイクリング情報のページもあります。
「金沢港クルーズターミナル」バス停下車
金沢港クルーズターミナル
金沢の海の新しい玄関口!金沢港を一望できるレストランで海の幸を堪能!
クルーズ船の拠点となる「金沢港クルーズターミナル」は、屋根を日本海の白波の形をイメージしたデザインとなっており、全面ガラス張りの海側からは日本海を一望できます。夜には美しいライトアップもお楽しみいただけます。 ターミナル内では操船シミュレーターがある「まなび体験ルーム」や金沢港を一望できるレストランが備えられています。
- 住所
- 金沢市 無量寺町リ-65
- 電話番号
- 076-225-7030
- 営業時間
- 9:00~21:00
レストラン 10:00~21:00(L.O.20:00)
金沢港まなび体験ルーム 9:00~17:00 - 定休日
- 12月29日~1月3日(レストランは月曜定休日)
金沢港いきいき魚市
日本海で獲れたて!鮮度抜群の魚介をゲット
金沢市近郊の港で水揚げされた新鮮な魚介が揃う鮮魚市場。加能ガニ、香箱ガニ、ノドグロ、岩ガキ、寒ブリ、甘エビなど、厳選された地物の魚を中心に、季節ごとに旬の魚介を購入することができます。新鮮な魚を買いたい方は、朝イチに出かけることをおすすめします。地物の魚で作る一夜干しや、北陸の海鮮珍味などを販売していて、お土産に最適です。
ミシュラン2つ星「すし処 めくみ」山口尚享大将監修の北陸初の立喰い鮨店も営業中。
11月6日がカニ漁が解禁のため、11月の営業は下記のようになります。(2024年)
11月7日 通常営業「カニ初売り」
*なお、毎年11月に開催しておりました「いきいき魚市カニカニまつり」は今年は諸般の事業により開催いたしません。
ヤマト糀パーク(ヤマト醤油味噌 本社)
発酵食を 見て、感じて、楽しめる!
ヤマト醤油味噌の本社製造工場「糀パーク」は、発酵食文化と糀のチカラをご体験いただきお持ち帰りいただくために誕生しました。本社直売所「ひしほ蔵」、季節の発酵食ランチをお楽しみいただける「発酵食美人食堂」、無料の糀パークツアーや味噌作り(時期限定)、塩糀作り体験(要予約)など人気のワークショップを体験できる「糀蔵」が軒を連ねます。すべての醤油、味噌、甘酒は試食・試飲が可能なので、お気に入りの発酵食品を見つけて。人気のしょうゆソフトクリームなども味わい、港近くの雰囲気を感じながら一息つきませんか。
大野お台場公園
江戸末期に海防のために造られたお台場の跡地を利用してできた公園。北前船をイメージした舞台と円形劇場がシンボルになっています。
石川県金沢港大野からくり記念館
触って遊べる からくり体験ミュージアム
金沢港の先端に位置し、日本海に突き出すように建つ大野からくり記念館は、金沢市大野町に住み活躍した幕末の科学技術者・からくり師 大野弁吉の業績を紹介するとともに、近代技術のあけぼのを代表する「からくり」の世界を様々に展示しています。実際に触って遊び、「からくり」を体感してください。また、北前船をイメージした内井昭蔵氏設計の建物も是非ご覧ください。
- 住所
- 金沢市大野町4-甲2-29
- 電話番号
- 076-266-1311
- 営業時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 定休日
- 毎週水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
日吉神社
社伝によると奈良時代、聖武天皇の天平5年(733年)に加賀の国の人・道高古という人が近江の国比叡山・大山咋(おおやまくい)の神の御神徳を感じてここに建てたとあります。この日吉神社の本宮である大津市坂本の日吉大社において、大物主の神を合祀されたことに鑑み、この日吉神社においても貞観2年(860年)大物主の神を合祀して山門、鐘楼、護摩堂などを建てて日吉山王大権現と呼んで隆盛を極めたと伝えられています。文治3年(1187年)源義経が頼朝に追われて奥州へ逃げのびる途中、この日吉大権現に武運を祈り、太刀一振り、横笛一管(いっかん)を奉納したといわれています。中世に入り長享2年(1486年)富樫の家臣・山川するがのかみが兵1500を率いて当地に来て、賊である、浦上九兵衛、馬飼喜八郎と戦った時、再び社殿、宝物、古文書が焼失したといわれています。そこで明応2年(1493年)4月、大野町の人達の寄進によって本殿・拝殿だけが再建されましたが、昔の面影はなく、この時多くの信者達が離れて行ったと伝えられています。江戸時代には代々の加賀藩主も参詣に訪れて祈祷、寄進などがあり社殿の再建も行われ鎮座千年祭、千百年祭なども挙行されています。1842年(天保13年)に建てられた鳥居には、安全を祈る北前船の船主の名が刻まれています。明治七年になって、以前は山王大権現と呼んでいた名称を日吉神社と改め、神仏混淆から完全に神社としての道を歩みはじめました。日吉神社には加賀のからくり師と呼ばれて大野に住んだ、中村屋弁吉(通称:大野弁吉)が作った獅子頭や狐の像などが大切に保存されており、絵馬にも佐々木泉玄筆のものなどが残されています。前方の曳山館の曳山や、山王悪魔祓い、獅子舞、奴行列が町中を巡る夏祭りは、毎年7月下旬に盛大に行われます。
大野のまちなみ・もろみ蔵
運河に架かる橋を渡って、古の面影を残す大野のまちなみへ。
風格ある店構えの「宝生寿司」や文政8年創業の「直源醤油」の白い土蔵など、歴史を感じさせる家並みが続いています。
「もろみ蔵」での醤油ソフトは大野散策の定番スイーツ。
- 住所
- 金沢市大野町2-39
- 電話番号
- 076-267-6638
- 営業時間
- 11:00~18:00(土日祝日は10:00~)
- 定休日
- 毎週水曜、年末年始
「西警察署前」下車
石川県銭屋五兵衛記念館・銭五の館
銭屋五兵衛(1773~1852)は、幕末の鎖国状況の中にあって早くから殖産事業の振興と交易の重要性を認識し、先見の明をもって積極的に国の内外を駆け巡り築いた巨万の富で加賀藩の財政を支える一方、私利私欲より富国民利を願った『海の百万石』と称される豪商です。「銭屋五兵衛記念館」では、アニメのビデオで銭五の半生を紹介、北前船実物大1/4の模型で航海の擬似体験が出来ます。現存していた銭屋の旧宅と3階建ての蔵を移築再現した「銭五の館」も併設しており、共通入館となっています。
- 住所
- 金沢市金石本町ロ55
- 電話番号
- 076-267-7744
- 営業時間
- 記念館:9:00~17:00
銭五の館:10:00~17:00
※いずれも入館は16:30まで - 定休日
- 12月1日~4月30日の期間は毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 、年末年始、12月29日~1月3日
※5月1日~11月30日の期間は無休
※銭五の館は1月2月は休館(ご希望があれば見学可能)
大野湊神社
神亀4年(727)創建と伝えられています。神社の縁起によりますと、猿田彦の大神は奈良時代の神亀4年(727)、陸奥の国の佐那という人が航海中に海中より拾い上げて金石の真砂山竿林というところに祀り、朝廷へ報告したところ「佐那武大明神」の名前を賜ったと伝えられています。元々は海辺に存していましたが、建長4年(1252)社殿火災にともない現在地に移転されました。その後一向一揆の乱などで再び社殿は荒廃しましたが、天正14年(1586)前田利家によって再建され、慶長9年(1604)、2代藩主前田利長は関ヶ原の合戦の勝利の記念として能を催し、3代藩主前田利常により寛永16年(1639年)に三棟の本殿が造営されております。正面の八幡社には護国八幡の大神すなわち応神天皇、右側の神明社には天照大神、左側の佐那武社には佐那武大神すなわち猿田彦の大神が祀られています。明治5年(1872)に郷社となり、金石町をはじめ近郷22カ町の産土神として崇敬され、12年(1879)には県社に昇格、そして現在は神社本庁の別表神社に指定されています。一方、後ろ正面の能舞台で毎年5月15日正午開始の演能は「寺中の能」として名高く、前田利長により慶長九年に開催して以来400年以上続いています。大野湊神社の本殿三棟は昭和57年(1982)に石川県文化財に指定され、また境内の大きな樹林は社叢として、左手の旧拝殿や文書類は歴史資料として、神事能とともに金沢市文化財に指定されています。金沢の伝統文化を色濃く残す神事能は慶長9(1604)年より400回以上の公演を数えます。夏季大祭(夏祭り)は、その規模と雄大さが金沢随一と評価され、神事能とともに金沢市無形民俗文化財に指定されています。境内にはその他春日社、西宮社、白山社など多くの神々が祀られ、石碑や句碑なども建立されています。
「中橋」バス停下車
金沢駅到着